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ひつじママ
土浦市神立でぱぱ・まま・むすこ・むすめの4人でジンギスカンのお店を営んでおります。子供たちの笑顔に励まされ日々楽しく過ごしています。




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2009年07月27日

納涼祭。

ママね、ひつじの小屋を始める前に

老人ホームで少しの間、介護のお仕事をさせていただいてたの。

そこで出会ったご利用者様のご家族のKさま。

ひつじの小屋にもいらしてくださって

ずっとお世話になってます。

今日は、その施設の納涼祭があって、

Kさまがちびたちを迎えに来て、連れていってくださいました。

私はランチが終わってから施設へお迎えにいきました。

去年の納涼祭にも連れてきてくださったので

施設に来るのは一年ぶり。

納涼祭。 
 ここ「土浦晴山苑」で働いているのは

 20代の若い子たちがほとんど。

 みんな早番や夜勤などの

 大変な勤務をこなしている。

 介護の仕事は本当に大変。

 笑顔で頑張っているみんなを心から

 尊敬します。





 


納涼祭。
 
 二人目を妊娠したころ

 介護ヘルパーの資格を取る講習がいろんなところで

 行われていて

 母に言われて講習を受けにいったのがきっかけだったかな。

 ヘルパーの資格を取ってしばらくは育児に専念し、

 ハナちゃんが二歳になる少し前保育所に二人を預けて、


働き始めた。

晴山苑を建設しているときから、ずっと何が建つんだろうと

気になっていたんだ。

老人ホームと知って、家から近いこともあったし、

何より資格をせっかく取ったのだから、働いてみようと思った。

不安はあったけれど。


初めてみた「老い」という現実。

自分で歩くこともできなければ、トイレにだって行けない。

寝たきりになってしまったり、言葉をわすれ、家族も忘れ、自分のこともわからない。

そんなおじいちゃんやおばあちゃんがいっぱいいたのだ。

介護という仕事の責任の重さをそこで初めて知った。

 納涼祭。

 私にとってここでの経験は

 私の人生を変えるくらいの

 大きな収穫だった。

 おじいちゃん、

 おばあちゃん、

 ご家族のみなさま、

 職員のみなさんに

「生きる」ということを 教えていただいた。



おじいちゃん、おばあちゃんは

私が何かお手伝いをするたび「ありがとう」と言ってくれた。

優しい笑顔で 感謝してくれる。

こんな私でも誰かの役にたてるんだと思ったら

生きている意味がわかってきたの。

一緒に歌ったり、折り紙したり、お散歩したり、

お風呂やトイレ、食事の介助、

大変なこともあったけど、

すべて楽しかった。

「ありがとう」 そう言って微笑んでくれるから

お話できなくても 伝わってくるから

とっても嬉しかったんだ。




納涼祭。
 おじいちゃんたちは

 毎日を懸命に生きている。

 だからこそ

 「ありがとう」の言葉には

 優しさとパワーがいっぱいつまっているんだね。

 



元気をもらっていたのは

私のほうだったのかもしれない。

ここでの経験があったからこそ 自分の道を歩むことができたんだもの。


おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。

毎日を大切に生きていきます。




Posted by ひつじママ at 01:55│Comments(0)
 
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